ついに、SONYの防災ラジオの最上位機種 ICF-B99 を入手しましたので早速レビューしてみたいと思います!
外箱と内容物をチェック!
箱は、珍しくブリスターパックに入っています。内容物が一目瞭然ですね。
裏面。
パッケージの内容は、本体、説明書類、ストラップ、充電用マイクロUSBケーブル、携帯電話充電用アダプター、非常用の笛、携帯用ポーチとなっています。
携帯用ポーチは柔らかい起毛生地にSONYのロゴ、内部は2層になっており、本体を傷つけずに付属品を入れることができます。
外部充電には、マイクロUSBケーブルと、docomo、au、Softbankに対応した携帯電話充電用のアダプターが付属しています。
外観と主な特徴
この機種の色はシルバーグレーの1色のみです。ロボットのような印象でカッコイイですね。
手のひらサイズで少しズッシリとした重量感がありますが、モノとしての存在感があります。
左側面には、選局窓とスピーカー、手回し発電のハンドル。
右側面には、アンテナロッドと電池ボックス、内蔵バッテリーと電池どちらから供給するかの切り替えスイッチがあります。
全面はスポットライトとそのスイッチがあり、カバーをめくると、携帯充電のUSB端子、本体充電用のマイクロUSB端子、イヤホンジャックを備えています。
お尻は、選局と音量のダイアル、AM/FM/携帯充電の切り替えスイッチがあります。
ライト、AM/FMラジオ(ワイドFM対応)、手回し発電、スマホ充電、USB充電、ソーラーパネル充電と、これ以上ない充実の機能を備えています。この機種を用意しておけば間違いないでしょう。
また、JIS IPX4相当の防滴機能を備えている点もポイントです。ちょっとした雨天時での屋外利用は問題ないでしょう。
他の機種と違う点として、サイレン機能がありません。変わりに非常用の笛が付属している点が特徴的です。
電源周りをチェック!
まずは本体の電源から。
本体は、乾電池(単3電池×2本)または内部バッテリーのどちらかで駆動します。災害発生直後の緊急時は電池で。いざという時は、手回し発電で充電することができます。
また、マイクロUSBの入力端子がありますので、スマホなどの一般的なUSB充電器から本体へ充電することもできます。ここは下位機種の「ICF-B09」にはない機能で、普段使いにも利用できます。
外部からの充電中はインジケータが光り、充電中であることがわかります。こういう細かい配慮は好印象です。
携帯電話やスマホ(AndroidとiPhone)の充電に対応しています。ただし、iPhoneの充電については別途充電ケーブルが必要です。実際にiPhone6 Plusへ充電することができました。
使用時間をチェック!
充電ハンドルを120回転/分で1分間充電した場合の使用時間は以下となっていました。手回し発電の効率はかなり良い印象です。
LEDライト | 15分 |
ラジオ | 75分 |
携帯電話 | 通話1分(待ち受け120分) |
スマホ | 通話1分(待ち受け40分) |
ライト周りをチェック
ライトは前方を照らすスポットライト1種類のみです。全体を照らすソフトライトも備えた「ICF-B09」とは違う点です。
スポットライトは発光効率が高いチップ型のLED1灯です。1灯とはいえ、かなりの光量があります。
ラジオ機能をチェック!
ラジオはAM/FM対応。FMは108MHzまでのワイドFM対応です。
チューニングは昔ながらのダイアル式。同調ランプが光ってチューニングが合っていることを目でも確かめられます。
ラジオ感度は概ね良いようです。前回レビューした激安防災ラジオよりは圧倒的に感度は良好でした。
また、スピーカー径も大きめで、柔らかく耳心地のよい音質でした。
まとめ
充実の機能というのは、カタログスペックからでもわかっていましたが、実際に手にとってみると、やはり国内メーカーの品質の高さを感じさせる製品です。
各可動部のガタツキがなく、選局や音量のダイアルの回し心地、同調ランプや充電時のインジケータといった細かい配慮、そしてデザインからも品質の高さを感じます。
ひとつだけ気になる点としては、取っ手がないので懐中電灯としては扱いにくいな、と感じました。ストラップをつければ落下の心配はありませんが、純粋にライトとして使用する場合は取り回しに注意が必要です。
とはいえ、機能、デザイン、品質どれをとってもスキのない製品であることは間違いありません。
防災ラジオとして最高峰の機種といっても過言ではないでしょう。
機能まとめ
メーカー | SONY |
---|---|
型番 | ICF-B99 |
AM | ◯ |
FM | ◯ |
ワイドFM | ◯ |
ライト | ◯ |
サイレン | ×(非常用の笛が付属) |
携帯充電 | ◯ |
Android充電 | ◯ |
iPhone充電 | ◯(要ケーブル) |
乾電池駆動 | ◯(単3×2) |
内蔵バッテリー駆動 | ◯ |
AC/USB充電 | ◯(USB充電器が必要) |
手回し充電 | ◯ |
太陽光充電 | ◯ |
選局方法 | ダイアル式 |
防水・防滴 | 防滴 |
ヘッドホン出力 | ◯ |
スピーカー | ◯ |
重量 | 385g |
その他 |