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災害時に強い「ワイドFM」とは?

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「ワイドFM」という言葉をご存知でしょうか?

正しくは「FM補完放送」と呼ばれており、簡単に言うとFMの電波でAMラジオの放送が聴ける仕組みの事です。放送内容は全く同じなのでAMラジオの「サイマル放送(同時放送)」という事になります。

ワイドFMにはどのようなメリットがあるのでしょうか?今回はそのワイドFMについてお伝えしたいと思います。

ワイドFMはどうして必要?

総務省のホームページ「FM補完中継局の整備状況」によると、東日本大震災におけるラジオの存在は「ファーストインフォーマー(第一情報提供者)」として住民の安心・安全に非常に役に立った。とあります。

しかし、AMラジオ放送では様々な原因で受信が困難だったケースもあり、総務省はFM放送の空いた周波数帯域(旧アナログテレビの1-3ch)を活用してAMラジオ放送をより多くの人にも聴けるよう対策を進めました。

現在は一部の地域を除き、ほとんどの都道府県のFM補完中継局が対応しています。

これにより、AMラジオ放送が抱える「建物の中で聴きづらい」「外国の電波混信」「地理的に聴きづらい」「災害対策」といった問題をワイドFMで解決できるようになりました。

このように、ワイドFMは、東日本大震災という大災害から生まれた取り組みと言えます。

 

ワイドFMのメリット

ワイドFMには以下のようなメリットがあります。

建物の中まで電波が届きやすく、災害に強い

AMの電波は遮蔽物があるとその先まで電波が届きにくいという特性があります。一方、FMの電波はその逆で、ビルやマンションといった建物の中でも電波が届きやすい特性を持っています。

災害時では、建物の倒壊や瓦礫など様々な物がラジオ電波を遮断する事が予想されます。遮蔽物に強いFM電波を有効に使うことで、ワイドFMは災害時においても効果的であると言われています。

高音質&ステレオ

FM放送のため、AMラジオ放送よりノイズが少なくクリアです。さらにステレオで放送を聴くことができます

 

ワイドFMを聴くには?

ワイドFMは90.1MHz以上の周波数を使って放送されます。

一般的なFMラジオは、76MHz~90MHzの範囲しか受信できないため、ワイドFMに対応したラジオが必要です。お持ちのFMラジオの受信周波数の目盛りが90MHz以上が表示されていれば、ワイドFMが受信できます

ワイドFM

現在はワイドFMに対応したラジオが各メーカーから続々と販売されていますが、古いラジオでも、アナログテレビの音声が受信できるタイプのラジオはワイドFM押送が受信できます。

ワイドFM対応の防災ラジオ

以下の3機種はワイドFMに対応しています。ワイドFMは災害時にも役立つため、防災ラジオ選びにも是非検討したいポイントです。

ソニーの防災ラジオICF-B09 SONY ICF-B09

ソニーの防災ラジオICF-B99
SONY ICF-B99

rf-tj20
Panasonic RF-TJ20

ディフィンドフューチャー

防災ラジオおすすめ機種ランキング

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SONY ICF-B99

ソニーの防災ラジオ最上位機種「ICF-B99」です。下位機種の「ICF-B09」に比べ、太陽光発電と外部電源からの充電が行えます。防災ラジオとして最高の機能を備えた機種です。

SONY ICF-B09

ソニーの防災ラジオ「ICF-B09」です。上位機種の「ICF-B99」に比べ、周囲全体を照らす「ソフトライト」を搭載しています。色もオレンジと白の2色で、普段使いしやすいデザインになっており、価格、機能とバランスの取れた機種です。

Panasonic RF-TJ20

Panasonicの防災ラジオ「RF-TJ20」です。基本的な防災ラジオの機能を備えており、どんな部屋にもマッチするスタイリッシュなデザインが特徴です。また、バックライト付きのデジタル選局も使いやすく、プレゼントにも最適な一台です。

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